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保湿する

赤ちゃん保湿

●アトピー性皮膚炎患児皮膚は水分が少なく、水分を保持する力も低いため乾燥し、かゆみを感じやすいのが特徴です。保湿剤で皮膚の水分を保持し、乾燥からくるかゆみを防ぎます。できるだけ刺激がなく、潤いが持続するものを選びましょう。

●刺激が少なく保湿力の高いものを選ぶ
ちょっとした成分がかゆみの原因になりますので、低刺激のものを選びます。子供によって刺激になる成分が異なるため、体の一部に塗ってみて様子を見て、かゆみが出ないことを確認してから体全体に使いましょう。

●体に伸ばしやすく感触の良いものを使う
体全体に使うことが多いため、全体に均一に塗りやすいローションタイプを使うと良いでしょう。

●保湿する前には、皮膚を清潔にし、皮膚が乾ききる前に塗る
保湿剤を塗る際には、シャワーをして汗や汚れを洗い流します。また、お母さんの手も石鹸で洗いきれいな手で伸ばすようにしましょう。シャワーが難しい場合はぬれたタオルなどで軽く拭くようにしましょう。お風呂上りは、石鹸で皮脂を落としているため肌は急速に乾燥します。タオルで体を拭いたらすぐに保湿剤を塗ります。

●炎症を起こしているところにはクリームタイプを重ね塗りする
炎症を起こしている部分には保湿ローションだけではカバー力が足りません。医師から指示されたステロイド外用剤にクリームタイプの保湿剤を重ねてつけるようにしましょう。※オイルの使用は慎重に。通常の健康な皮膚であれば、皮膚表面に皮膜をはってバリア機能の役割果たしますが、アトピー性皮膚炎の肌の場合は、セラミド不足のため皮膚にしみこみすぎてかえってかゆみの悪化の原因となることがあります。