巻き爪は足の退化
お母さんの中にも、足に爪が食い込んで痛い【巻き爪】で悩んでいる方も多いはず。日本人の男女6割が巻き爪といわれ、
パンプスや革靴など底が厚い靴による現代病です。巻き爪とは、爪が退化することでアーチ状に親指の肉にくいこんだ状態をいいます。それではなぜ爪が退化してしまうかというと、本来、人間は歩く時には、かかとから足の指にかけて、図のように①→②→③→④と重心を移動して歩いているのですが、巻き爪の人は、足指が使えないため、①→②→③→①→②→③・・・の繰り返しで歩いています。
巻き爪とは、爪の退化ではなく、厚い靴底に守られた足指が、地面から浮いた状態で退化しているのです。
足指が地面から浮いて使えない状態を【浮き足】といいます。
近年、足指を使えない【浮き足】、土踏まずにアーチのない【偏平足】、ハイヒールを履いた女性に見られる【外反母趾】などの足病が、小学生の50-60%に見られ、突然の転倒や、頭痛・腰痛・自律神経失調など、様々な障害のもととなっています。特に【浮き足】と【偏平足】は、足指のクッションが使えないため、かかとから過剰な刺激が脊髄・頚椎・脳にまで伝わってしまったり、まっすぐ立てずに猫背になるなど、最も気をつけなければならない足病です。