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0歳からのフットケア

赤ちゃんの手のひら・足の裏をつつくと、ぎゅっと握り返す反射があります。これは「把握反射」「足底反射」とも呼ばれ、生まれながらにして備わっている原始反射です。足底反射を促す事によって、足裏をぎゅっと握らせて踏ん張り力を脳に記憶させてあげましょう。

①歩き始める前に歩く準備を
歩き始める少し前から、抱っこしながら足裏全体をマッサージしてあげましょう。赤ちゃんの足裏は、厚い脂肪に覆われていますので、優しくなでるより、爪先で軽く刺激を与えます。足裏の刺激は、脳の神経を刺激し、踏ん張る動作と同時に本能的に体のバランスをとったり、安全に歩くための運動能力をめざめさせます。歩き始める前から足裏を刺激して、踏ん張る力をつけておく事が最初のフットケアです。

②歩行器よりもハイハイを
立って歩かせたい!という親心をぐっとおさえ、ハイハイさせましょう。ハイハイは、歩行器よりも肺を強く、呼吸を深くし、脳にたくさんの酸素を送り込みます。足裏刺激とハイハイで、脳を活性化させます。

③立ち上がったら、手にも刺激を
歩き始める事によって、自然と足裏からの刺激が脳に伝わります。足裏刺激によって足指をぎゅっと踏ん張れる赤ちゃんは、ますます踏ん張る力が強くなるとともに、土踏まずのアーチもはっきり形成され、うまく歩けるようになり、体も発達していきます。
歩けるようになると行動範囲も広がるので、色々なものに触ったり、踏んづけたりと新たな刺激が加わり脳が発達します。立ち上がったら足の刺激同様に、手にも刺激を与えて、握る力【把握反射】を発達させてあげましょう。足底と手のひらへの刺激は、脳に伝わり神経細胞や神経細胞同士をつなぐ【シナプス】の増殖へとつながります。